「経験者でも」ドリブルが上手くなるポイント

ドリブル

 

サッカーの花形と言えばドリブルですね!!そんなドリブルが上手くなる基礎をここでまとめてみようと思います。ドリブルは相手を抜き去るテクニックですね。

ですがその前にボールと向き合う必要があることを理解しているかがとても重要になります。意味深な言い方ですね。そんなに難しいことではないので、確認していきましょう!!

ドリブルは結構シンプルな身体能力や「身体の使い方」みたいなものが必要になりますので、既にそこそこの経験者でも一皮向ける可能性があると思います。

ドリブルが上手くなる方法


ドリブルは相手を抜き去るテクニックなので、相手との駆け引きが必要になります。ここで一度、ボールを持たずに身一つで相手を交わすことを想像してみてください。おそらくかなりオフェンスにとって有利な状況であると言えるでしょう。

ですがサッカーは足でボールを扱うスポーツです。自分の身体だけを相手DFから引き剥がすだけなら簡単かもしれませんが、ボールと一緒に相手を抜き去ることはとても大変だと思いませんか?そもそも、相手を抜くのはボールが先なのでしょうか?それとも自分が先でボールは後からついてくるのでしょうか?

相手を抜くことがドリブルですが、まずはボールについていける、むしろボールの先を動くような身体能力が求められるのです。

ですが、ボールについていく能力は、身体能力というよりサッカーの技術です。ですがもちろんボールがない状態での身体能力が土台にあってこそドリブルは可能になるわけです。

ではサッカー、ドリブルに特化した走り方とはどんなものでしょうか?

クリスチアーノロナウドの走り方

この動画の最初から10分くらいまでを見てみましょう。(その後も面白いことたくさんやってますが)

ロナウドと陸上選手(代表レベルのスプリンター)のスプリントとジグザグ走を比較しています。最初の直線でのスプリントをみてみましょう。

  • 直線を走るタイムは、スプリンターの方が速い
  • 走り方を比較すると、スプリンターの方がストライドが大きく太ももは高く上がっている。
  • 逆に言えば、ロナウドはストライドが小さく太ももはあまり上がっていない。

「走り方」のお手本で言えば、スプリンターの方が間違いなく「足が早くなる」走り方であると言えます。ロナウドの走り方は、残念ですが誰がみても少しかっこ悪いと思います。

では続いてジグザグ走をみてみます。

  • タイムはロナウドの方が速い
  • 走り方を比較すると、ロナウドはいくつか方向転換の際のステップワークや身体の使い方が特徴的である
  • 特徴的な点は以下の通り
    • 減速の際に歩幅や歩数を変化させている
    • 上半身を進行方向にコントロールできる
    • 加速動作がスムーズに行えている

スプリントでは劣っていたロナウドは、ジグザグ走ではスプリンターを上回る結果を出します。これは何かしら方向転換に関わる身体能力がスプリンターを上回っているということになります。単純な減速や加速に関わる能力かもしれませんし、方向転換に関わるステップワークなのかもしれません。

足が早いことは間違いなくこういったジグザグ走のパフォーマンスを上げるはずですが、サッカーに身体能力を反映させるにはこういったサッカー特有の技術をわかっていることが必要になります。

ただ足を早くするために、「ももを高くあげて」「ストライドを大きくする」のは陸上部の練習なら構いません。後は単純にスピードを上げたいなら構いませんが、本当にサッカーに生きるかどうかは十分に考える必要があります。

ボールありではどうなのか?

アーロンレノンが、実際ドリブルでジグザグ走を行なっています。ボールのタッチ、ステップワーク、走り方、どんな風に見えますか?サッカー選手はどんなに早くスプリンターのように走れたとしても、その能力をボールに合わせることが出来るように変換できなければいけないと僕は考えています。このコンバート能力が高いことも、基礎的なフィジカルが強いこともどちらも大切ですね。そして正しい技術でずーっとトレーニングが出来ていれば、それに合わせて強くなるフィジカルもあるかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか?
ドリブルは脚でボールをコントロールするテクニックだと思っていませんでしたか?
実はそれは表面上のテクニックで、本当のテクニックは自分がボールをきちんと追いかけられるということなんです!!

ボールを支配する…実はおこがましいのかもしれません。
ボールは友達というより恋人です。常に先回りしてエスコートしてあげて欲しいものです。

ボールについていくためのトレーニングを行う!!

それがレベルアップに重要です!!