うまくインステップキックを当てるには?
以前インステップキックの足首の固定やインパクトについて記事を書きました。
インステップキックの時の足首の固定は日常生活ではほとんど使う事がない、サッカーの技術です。

同じようにインステップキックに特徴的な身体の使い方は、軸脚(軸足)を傾けることです。
これはどのようにインステップキックと関係しているのでしょうか?
インサイドキックでは軸脚は傾きません。(例外を除いては)
インステップキックの軸脚の特徴や、その役割について解説していきます。
つま先を真下に向けて蹴ることは出来ない

インステップキックは、距腿関節を底屈位で固定して(つま先を伸ばして)インパクトするキックです。
図を見てお分かりだと思いますが、つま先を伸ばした分、キックする足の長さは伸びます。
つま先を伸ばして、地面に当たらないようにする。この条件を満たさないと強いインステップキックは蹴れません。
そのために、今回のテーマになっている軸足の傾きが必要なようです。
軸足を傾けるとうまくいく

どうすれば地面につま先をぶつけずにすむのでしょうか?
初心者や育成年代に多いのは図の真ん中、股関節を外に開くタイプです。これはいわゆる、発展途上の最中です。
つま先が地面にぶつからないスイングを探している途中です。しっかり甲にインパクトすることもないので、トーキックになってしまったり、素人っぽい不器用な動きに見えます。
中学生以上の経験者になればほとんどの場合は一番右側の身体の使い方になっています。軸足を斜めに傾け、骨盤を軸足側によせる身体の使い方です。
これができると、つま先を伸ばしても地面に当てることなくインステップキックでインパクトできるようになります。
足首の固定も重要なのですが、実は軸脚もインパクトに非常に重要だと言えます。
この時、軸脚が内側に入っているような状態です。これを股関節内転と言います。この股関節内転位でのバランスがよくなってくると徐々にインステプキックが上達してくるということです。
どのようなトレーニングをすれば、軸足を斜めに傾けることができるようになるのでしょうか?
円を描く動きをする

サッカーをやっていれば、みんな必ずいつか軸足を傾けて骨盤を側方移動するパターンにきちんと変化します。
技術的な問題で言えば、みんな最低限には到達するということですね。
それはこんな風にドリブルの練習をしているからです。
ぜひキックだけでなく、このような方向転換の練習も行ってみてください。
まとめ
- インステップキックをうまくインパクトさせるために、軸足も重要である。
- 軸脚を傾けて、骨盤を横に移動出来ないと、インステップキックは地面にぶつかる。
- 円を描くような動きで身体の使い方の練習ができる
ぜひ軸足強化にはこちらの運動ををどうぞ
インステップキックはまだまだ軸足について大切なことがいくつもあります。最初の取っ掛かりとしてインパクト関係と一緒にご参考にして下さい。
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