アウトサイドキックとインサイドキックの違い

アウトサイドキック

キックの種類と身体の使い方の違い

インサイドとインステップは似ているが…?

インステップキックとインサイドキックは似ています。ですがアウトサイドキックは大きく異なる点があります。たまたま似たような状態でアウトサイドと弾丸系シュート(インステップ)を同じ選手で見かけることができました。簡単にプレーを分析してみましょう。

ソウザ選手(C大阪)

2018/08/15 C大阪 VS 清水

2018/09/01 C大阪 VS 浦和

両方とも似たアングルからのシュートです。ソウザ選手はこのあたりで動かれると非常に嫌な選手ですね…。

軸脚の傾きが違う

サッカーでは軸足をこのように斜めに差し込む動きが特徴的ではないかと思います。同じインパクトの瞬間を比較してみました。インサイドキックもインステップキックも似ているというのは、どちらも軸足が内側に入るように斜めに傾いている点です。ですがアウトサイドキックはこのように軸足が外側に斜めに傾いています。ここが身体の使い方で根本的に異なる点のようです。

能力的な違いは?

この軸脚の傾きの違いは、このように筋肉の大きさや付着部(筋肉がついているところ)とも関係していると思われます。アウトサイドキックはインサイドキックやインステップキックと比較すると力を入れにくかったりスピードが落ちる傾向にあると思います。それはこのような身体の都合上の問題があるわけですね。

実際のプレーにおける違いは?

一番大きな違いはステップワークとの関係です。インサイドキックやインステップキックは、どうしても強く蹴る場合は最後の軸足を大きくするためモーションが読まれやすくなります。これは内転筋を伸長させて力を生み出すためにも必要な動作です。

それと比較してアウトサイドキックは最後の振り抜きがサイドステップで、予備動作が小さくモーションが読まれにくい特徴があります。また最後に股関節を開くため次への動作にも移りやすく、キック後の動きが早くできることなどからも重宝されているキックです。

また、アウトサイドキックでのシュートに見慣れていない点もキーパーに予想をつかせないことに役立っていると考えられます。

まとめ

  1. 軸脚の傾きが違う
  2. 筋肉は内転筋の方が大きい
  3. アウトサイドキックはサイドステップで蹴れるため、トリッキーである

また色々追記すると思いますので、お待ちください!!