キムジンヒョン選手のセービングと立ち上がり方

GK

キムジンヒョン選手(セレッソ大阪)

2018/08/25 C大阪 VS 広島

キムジンヒョン選手のセービングです。では状況を確認してみます。

状況

一番ワイドに守る必要がある、ゾーン3です。状況的な有利は

  1. ①ゾーン3だが、距離的には遠い。(反応する時間がある)
  2. ②GKが距離を詰めることに成功している(遠すぎるとダイブが必要)
  3. ③DFが後ろから追従してプレッシャーをかけてくれている。

の3点でしょうか。不利な点はDFラインはややセンターでワイドになっているため、シュートアングルを制限するほどの影響力がないと思われる点です。

キム選手は状況的にはこれくらいのエリアを守れなければいけないのではないかなと思われます。エリア的にはローリングダウン、コラプスで反応可能でしょうか?守備範囲は運よく制限することができた距離感であると言えます。

セービング

セービングの実際はこんな感じです。自分の右足元へ来たボールに反応しています。右足を左上方へ移動させることで上半身を下方へ傾けています。実際は脇の下を抜けるかどうかのギリギリのところであったと思います。キム選手の身長は193cm、この範囲のシュートはかなりギリギリなはずです。実際ボールは後ろに抜け、クロスバーに当たってピンチを乗り切ります。

リバウンド

引用元
桑原知佳・他:発達に伴う健常児の背臥位からの立ち上がり動作の変遷-6年間縦断調査による動作パターンおよび動作所要時間の変化-、理学療法学 第38巻第7号 505~515頁(2011年)

その後の立ち上がりパターンです。この辺りは大切なレスポンスですよね。こう見るとスポーツの動きは基本動作や日常生活の動きをベースにしている部分があることもわかります。