敵CBの前に立つ

https://youtu.be/BulJ-Hflx48?t=115より引用
実際のプレー

浦和VS蔚山【ACL ラウンド16 第2戦】2019.06.26 武藤選手のスルー

この試合の中でも敵DFのギャップを通す際、DFラインと中盤の間でボールを受けている場面がありました。その動きの影響で、CBに自分への意識を向けさせてスルーも成功させます。

https://youtu.be/BulJ-Hflx48?t=115より引用

敵CBの前に出ることで、他のDFは守る意識が緩くなります。この場合中盤の底の選手は特に目の前を通るパスに反応できなくなっています。

https://youtu.be/BulJ-Hflx48?t=115より引用

ここで武藤選手はスルーに成功します。これが成功するなら、初めから興梠選手までパスが入るのではないかとも思えます。

ですが、CBからすれば目の前フリーの選手が突然出てくるわけです。いきなり1vs2の局面を作られているわけで、不用意に興梠選手にも武藤選手にも距離を詰めるわけにはいかなくなります。

その結果、本来ならインターセプトされる可能性の高いパスが通ることになるのです。

https://youtu.be/BulJ-Hflx48?t=116より引用

興梠選手にパスが渡った後、DFを二人引きつけることができるため、武藤選手が出来たスペースで改めてフィニッシュを決めることができます。

局面を打開する方法

2019年7月12日

↑スピード感は違いますが、基本的な崩し方はこの富所選手のパターンと同じです。数的優位をボールを保持する前から作り出すことで、ディフェンスに思い切ったアクションを取れなくさせることが共通しています。

「崩し方」がわかると個別のプレーはより映えるものになります。身体の使い方も、無駄や無理がなくなり合理的なものになります。実際の正しい崩し方の中で生きる身体の使い方を探していきましょう。